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最初の2行以外、詩の後半は、1886年版で書き加えられた。
ヒョウは ナイフと フォークを とり、ほえるだろう。
そして、この ごちそうの しめくくり は、フク……
(While the Panther received knife and fork with a growl,
 And concluded the banquet by----”)

ウミガメ・フーミに さえぎられ、声に出されなかった最後の部分は、a growl 「うなり声」との脚韻から、ふつうに考えるとthe Owl 「フクロウ」である。

残酷と考えてか、ここはぼかした翻訳も多い(キャロル自身、『アリス』を劇化するさいには、こうした歌を書き換えた)が、一般的に言って子どもはこういう話が好きだ。
しかし、注意深く知的な子どもでなければ気づかないシャレにするところが英国風、キャロル風と言えようか。