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その うち、もの語りは しぼんで ゆき、/奇想の 泉も かれて しまう と、
(And ever,as the story drained/ The wells of fancy dry,)

drain は「消耗する、減って行く」、つまり話の種を使い果たすさまと受け取れるが、本来は「排水される、干上がる」という意味で、つづく dry と縁語だから、訳詩においてもある程度、関連づけたい。
ここでは 「しぼんで」、「かれて 〔涸れて/枯れて〕しまう」と掛けておいた。
詩の翻訳であるのに、こういう細部に こだわった訳例は、意外に無い。