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裁判ざた が 好き。/かみさんと、たびたび 論戦の おり
(I took to the law, And argued each case with my wife;)

前半「法律をやって〔勉強して〕」とする訳が多いが、どんなものか。やはりここは「〜が好きになる」の意で「法律になじんで」とでも訳すところだろう。
law はネズミのしっぽの詩でも「訴訟、裁判」に近い意味で使われていたので、拙訳でもそうしたが、問題は「裁判」が女房相手のものなのかどうかである。かなりの訳が「世間に事件が起こる度に(ヤジ馬的に)議論する」と見ている。私は高山宏訳などと同様に、女房と何かにつけケンカしたのだと思うが、離婚訴訟の流行る時代でもないから、その場合、took to the law は軽口か何かということになる。訳文では判断を保留したが、識者の見解を仰ぎたいところ。