永代静雄 著作目録

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    〔以下は日本ルイス・キャロル協会機関誌《MISCHMASCH(ミッシュマッシュ)》19号(平成29(2017)年11月 1日発行)初出の大西小生「永代静雄著作目録(Shizuo NAGAYO's Bibliography)」を、ほぼそのまま再掲するものです (ただし、付論の「永代静雄の筆名について(About Shizuo NAGAYO's pseudonym)」はサイト記事と重複する部分が多いためアップしません)。〕

 永代静雄という人物はアリス・ファンにとっては何よりも日本で初めてとされる『不思議の国』の翻案「アリス物語」の作者であり、そのキャロルの原典から掛け離れた特異なストーリーは日本におけるアリスの受容史を考える上で、面白いサンプルとなっている。便利なことに単行本化された『アリス物語』をはじめ永代の主要著作は近年、国立国会図書館デジタルコレクションで容易に参照することが可能になっているので、興味を抱かれた方は目を通してみるのも悪くないだろう。
 しかし、その『アリス物語』のテクストを読んだだけで、永代の人物像を論じることは危ういと思う。もっぱら生活費稼ぎのために雑誌《少女の友》の創刊時のカラーに合わせて書かれた通俗作品を、正面から分析してみても、せいぜい作者の保守性、凡庸さを感じるだけで終わってしまうかも知れない(千森幹子教授の高評のように)。もっと、作者の多様なテクストを全的、多面的に考察し、比較して論ずる必要があるのではないか。
 アリス受容史の検討のためには限らないが、私は永代静雄というユニークな人物の研究基盤として、まず昨年、本誌で略年譜を公けにした。今年はその著作目録を活字にすることで、より永代の全体像に近づくことを企図している。主要著作はウェブで読めると書いたが、もとより一般に無名に近い永代については研究の蓄積がなく、その著作も刊行されたかどうか不明のものが数点あり、刊行されていても公共図書館に所蔵のない作が少なくない。ほかにも調べの行き届かない部分は多いだろう。著作リストは、あくまで現時点で判明している限りの、暫定的なものである。ここに記載のない作品をご存じの方は、是非とも編者まで情報をお寄せいただきたい。


一、永代静雄著作目録

     T、単著
     U、編著
     V、発行名義作
     W、単行本収録作
     X、雑誌・新聞掲載作
     人名以外は新字を用いる(但し静雄は自筆のものが崩し字表記のため略字を用いる)。
     単行本タイトルは『 』、雑誌名は《 》、新聞名および叢書名は〈 〉で括った。
     ( )および “ ” による補足は原本・原誌紙からのもの。〔 〕は編者(大西)による補足。
     便宜的に通し番号を振ったが、刊行されたか不明の作品については番号を打たない。

T、単著

    特記しないものは著者・永代静雄。
    01 『新島襄言行録』内外出版協会〈偉人研究〉第55編、明治42(1909).1.20.
      〔以下の書籍に抜粋あり〕
      藤田徳太郎ほか編輯『日本精神文化大系 第九巻 明治時代篇 下』金星堂、昭和9(1934).11.20.
      藤田徳太郎ほか編輯『日本精神文化大系 第十巻 明治時代篇 下』日本精神文化大系刊行会(発売所 金星堂、文学社)、昭和13(1938).4.20.
      谷沢永一『遊星群 時代を語る好書録 明治篇』和泉書院、平成16(2004).12.30.
     『さすらひ』昭文堂、明治42.春〔未見。〈読売新聞〉明治41.12.3.「文壇はなしだね」で言及される。序文・島村抱月か〕
    02a 湘南生『小説 終篇不如帰』紅葉堂書店、大正1(1912).11.25.〔口絵 道江女史〕
    02b 永代湘南(湘南生)『小説 終篇不如帰』明治出版協会、大正4(1915).4.15.〔副書名“新小説”。口絵写真あり〕
    03 『アリス物語』紅葉堂書店, 大正1.12.25.〔口絵及意匠 中村和。リストX139の書籍化。巻末に「命懸のかくれん坊」収録。以下の書籍に復刻〕
      千森幹子 編・解説 『不思議の国のアリス〜明治・大正・昭和初期邦訳本復刻集成 第2巻』有限会社エディション・シナプス(Edition Synapse)、平成21(2009).2.
    04 湘南生(永代静雄)『逗子物語』紅葉堂〈不如帰小説叢書〉、大正2(1913).1.20.
    05 ルネ・バザン、永代静雄訳『都会病』北文館、大正2.12.20.
    06 『少女小説 黒姫物語』三芳屋書店、大正3(1914).5.1.〔佐藤素洲 画。X151の書籍化。巻末に「少女読劇 幸福の秘密」〔X176〕収録〕
     『満朝の花』〔未見。X180の書籍化。『黒姫物語』巻末広告に近刊予告〕
    07 『女皇クレオパトラ』奈翁会、大正3.9.10.〔装幀 杉浦非水〕
      〔小島春潮 編『山と水』(日吉堂書店、大正4.2.15.)に抜粋「シドナス溯江のクレオパトラ」〕
    08 ソディー教授著、永代静雄訳著『ラジウム講話』植竹書院〈文明叢書〉第14編、大正3.9.18〔表題は表紙による。扉などは“ラヂウム講話”〕
    09 ドーデー作、永代静雄訳『画家の妻 附録 盲皇帝』秋田書院、大正3.11.15.
    11 『カイゼル代表演説集』〔未見。《文章世界》一一巻四号(大正5.)、一二巻四号(大正6.)の「文士録」に永代の著作として挙げられる〕
    13a 『天体旅行』自学奨励会〈家庭自学文庫〉、大正7(1918).10.30.
    13b 『天体旅行』隆文館〈家庭自学文庫〉、大正8(1919).11.20.
    14 『神秘探偵 透視液』忠文堂書店、大正7.12.25.〔収録作「探偵小説 透視液」〔X201〕、「怪奇小説 少年博士」〔X199〕、「飛行式潜航艇 怪頭号」〔X194〕、「冒険小説 紐育の怪事件」〔X200〕〕
     『新聞十二講』新聞及新聞記者社〔未見。《新聞及新聞記者》二巻一〇号(大正10(1921).11.1.)扉裏広告に近刊予告“一月中旬発行の予定”〕

U、編著

    1 武富時敏 述『制度整理要論』大勢社〈問題叢書〉第三篇、明治45(1912).4.14.〔奥付“編纂兼発行者 永代静雄”。「序言」も発行者〕
    2 新聞研究所 編『新聞学研究講座速記録』新聞研究所、大正12(1923).5.19〔新聞研究所の“代表者 永代静雄”。「序」も。永代らの写真あり〕
    3 『日本新聞年鑑』大正十三年(1924.7.10.)〜昭和十六年版(1940.12.30.)、新聞研究所〔奥付“編輯兼発行者”永代静雄。各巻の「緒言」も永代静雄(昭和16年版には無し。昭和4年版(1928.12.28.)のみ「序言」と表記)。以下の書籍に復刻〕
      『日本新聞年鑑』日本図書センター、第1〜19巻、昭和60(1985).12.10.〜61(1986).8.25.〔大正10年の「日本記者年鑑」から復刻〕
    4 新聞研究所 編『昭和新聞名家録』新聞研究所、昭和5(1930).12.25.〔奥付“編纂兼発行者 永代静雄”。「序」も。以下の書籍に復刻〕
      『新聞人名辞典 第1巻』日本図書センター、昭和63(1988).2.25.
    5 永代静雄 編纂『日本新聞社史集成 上巻』新聞研究所、昭和13(1938).8.10.

V、発行名義作〔Uを除く〕

    1 堀江歸一『緊急経済論策』大勢社〈問題叢書〉第一篇、明治45(1912).3.21.
    2 光山惠美孝三『国家と宗教政策』大勢社〈問題叢書〉第二篇、明治45.4.10.
    3 岡田實麿『A KEY TO TRANSLATION ENGLISH-JAPANESE 最新 英文解釈の基礎』永代静雄(発売 研精堂)、大正14(1925).12.10.
    4 高畠多一『伝書鳩 飼育訓練競翔』中央普鳩会、昭和10(1935).3.3.

W、単行本収録作

    1 倉田清 編『万朝懸賞短篇小説傑作集』鹿鳴社、明治38(1905).9.15. 永代蘇溪「土産」〔初出X064〕収録
    2 『明治秀才文集 第四集』東洋社、明治39(1906).1.1. 志圖男「夜汽車」収録
    3 伊藤銀月選『百字文粋』百字文会、明治39.5.5. 永代僊溪「冷露団々」〔X043〕収録
    4 『傑作細評 模範百字文集』大学館、明治39.5.20. 永代蘇溪「百字文発展観」〔X044を微修正〕、永代僊溪「冷露団々」〔X043〕・「ストーブと学者」〔X051〕・「我れの存在」〔X058〕・「此の歳をして」収録
    5 安成二郎『貧乏と恋と』実業之世界社、大正5(1916).1.15. 跋文
    6 高木角治郎 編『伊香保みやげ』伊香保書院、大正8(1919).8.15. 永代静雄「小さな想出」収録
      〔以下の書籍に翻刻〕
      徳冨蘆花記念文学館 編『伊香保みやげ』平成8(1996).10.20.
    7 『綜合ヂャーナリズム講座』第10巻、内外社、昭和6(1931).7.15. 永代静雄「新聞トラスト論」収録
      〔以下の書籍に復刻〕
      『総合ジャーナリズム講座』第10巻、日本図書センター、平成16(2004).6.25.
    8 『憧れの山へ 山田博二追想録』山田惣太郎、昭和6.10.31. 伯父 永代静雄「天に宝を積める也(跋)」
    9 蘇峰先生古稀祝賀記念刊行会 編『蘇峰先生古稀祝賀 知友新稿』民友社、昭和6.11.3. 永代静雄「先生を繞る数氏と私」収録

X、雑誌・新聞掲載作

    特記しないものは著者・永代静雄(署名のない作品には〔無署名〕と記載する)。
    永代家に保存されていた永代自身によるスクラップ・ブック(現在は散逸し、コピーのみ残存)に貼付されていた作品には末尾にアスタリスク()を付す。
    連載については 1項に纏めたが、「アリス物語」〔139〕のように題名に異同変遷のあるものは各号ごとに記載する。
    001《千代の誉》一一号(明治34(1901).1.22.)凸凹菴 〔セン(人偏に西の下に舛)〕溪漁郎「落葉払窓」〔和歌2首〕
    002《千代の誉》一一号(明治34.1.22.)〔セン(人偏に西の下に舛)〕溪漁郎「親恩」〔和歌〕
    003《千代の誉》一四号(明治34.7.15.)静雄漁郎〔仙華 津村千弐「楽しき五日」の評〕
    004《千代の誉》一四号(明治34.7.15.)「述懐」〔和歌〕
    005《千代の誉》一六号(明治34.10.29.)吟月亭主 僊溪漁郎「無量池」(美文)
    006《千代の誉》一六号(明治34.10.29.)せんけい「まぼろし」〔新体詩〕
    007《千代の誉》一七号(明治34.11.15.)せむけい「菊」〔和歌〕
    008《千代の誉》二六号(明治35(1902).7.27.)永代僊溪〔在鎌倉 石島薇山「筆を折る辞」への返信〕
    009《寿々夢詞(すゞむし)》一三声(明治35.9.15.)永代僊溪「おしどり」
    010《活文学》(薇薔文学社)三編五号(明治35.)永代僊溪「祈咀録」〔《寿々夢詞》一三声広告〕
    011〈教会月報〉(神戸教会)四四号(明治36(1903).6.10.)「蕪辞」
    012〈教会月報〉四五号(明治36.8.10.)永代生「山田伝道隊の記」
    013〈教会月報〉四五号(明治36.8.10.)少年共励会監事 永代静雄「少年共励会の改革につき」
    014《共励雑誌》九巻八号(明治36.8.)僊溪「長嘯歌」
    015〈教会月報〉四七号(明治36.10.10.)「会員消息」〔“京都同志社永代静雄君より近信”〕
    016《婦〔以下不明〕》一五号?(明治36.12.)せむけい「秋のあした(文反古の一片(ひら))」
    017《新天地》二号(明治37(1904).2.15.)僊溪漁郎「なやみ」〔詩〕
    018《新天地》三号(明治37.3.30.)永代僊溪「ちぎれ雲」
    019〈万朝報〉明治37.6.3. 永代僊溪「戦闘(たゝかひ)(一面より見たる)」(新体詩)
    020〈万朝報〉明治37.7.14. 永代僊溪「新生(バプテスマ)」(新体詩)
    021〈読売新聞〉明治37.8.6. 僊溪生「帰省」〔「募集小品文」撰外〕
    022《中学世界》七巻一〇号(明治37.8.10.)永代僊溪「修養と活動」〔「青年文壇/論文」佳作。作品の掲載は無し〕
    023《百字文》二号(明治37.8.)永代僊溪「黙契の境」
    024《百字文》二号(明治37.8.)孤琴「帰省せる友へ」
    025〈万朝報〉明治37.9.10. 永代僊溪「二百十日」
    026〈同志社評論〉一号(明治37.9.12.)永代僊溪「東天紅/(同志社評論の新生を祝して)」〔詩〕
    027〈同志社評論〉一号(明治37.9.12.)ハイカラー式部「萩の下露」〔戯文。永代か〕
    028〈同志社評論〉一号(明治37.9.12.)〜六号(12.15.)〔三号(11.1.)以降〈同志社新聞〉〕大文字庵主人「水車(みづぐるま)」一〜十三
    029《百字文》三号(明治37.9.)僊溪「百字文の使命/(現在の文壇にバプテスマをほどこせ!)」
    030〈同志社評論〉号外(明治37.9.?)志のぶ「朝の歌」〔和歌〕
    031〈同志社評論〉号外(明治37.10.1.)しづか「トルストイ」〔詩〕
    032〈同志社評論〉号外(明治37.10.1.)ハイカラー式部「えだまめ」
    033〈同志社評論〉号外(明治37.10.1.)孤琴「雲去来」
    034〈同志社評論〉号外(明治37.10.1.)S.N生「耿々録」
    035〈同志社評論〉二号(明治37.10.15.)僊溪漁郎「自然の声/組合教会総会を迎ふ/組合教会員に希む/総会の権威」
    036《炎》一号(明治37.10.15.)大文字庵主人「如是観」
    037《新天地》一〇号(明治37.10.)〔無署名〕「悪魔よ却ぞけ」〔詩〕
    038《新天地》一〇号(明治37.10.)〔無署名〕「日本刀」〔詩〕
    039《百字文》四号? 永代僊溪「石山の暁」
    040〈同志社新聞〉〔〈同志社評論〉改題〕三号(明治37.11.1.)奈賀世志圖男「活人剣」
    041〈同志社新聞〉四号(明治37.11.15.)奈、志 生「我れ誠に感激せり/(日野眞澄先生の按手大礼に臨みて)」
    042《新文芸》(新文芸社)一〇号(明治37.11.15.)永代僊溪「独嘯」(長詩)
    043《百字文》五号(明治37.11.)永代僊溪「冷露団々」〔六号(明治37.12.)にも再録〕
    044《百字文》五号(明治37.11.)永代僊溪「百字文発展観/((斯道に対して熱精なる諸子に捧ぐ))」
    045《〔不明〕》(明治37.11?.)永代僊溪「瑞雲」(新体詩)
    046〈同志社新聞〉五号(明治37.12.1.)志のぶ「女の友達」
    047〈同志社新聞〉五号(明治37.12.1.)覆面浪士「人のくせ」〔永代か不明〕
    048《百字文》(明治37.?)志のぶ「秋の雲(旅日記)」
    049《新文士》〔《百字文》改題〕一号(明治38(1905).1.?)永代僊溪「行く秋」
    050《新文士》一号(明治38.1.?)永代僊溪「野の花」
    051《新文士》一号(明治38.1.?)永代僊溪「ストーブと学者」
    052《中学世界》八巻一号(明治38.1.10.)永代僊溪「枯木林頭の感」〔「青年文壇」佳作〕
    053〈同志社新聞〉三号〔改号〕(明治38.2.1.)〜四号(明治38.2.15.)つゆは「小説 親ごゝろ」
    054〈教会月報〉六二号(明治38.2.10.)永代僊溪「感謝の歌」
    055《新文芸》二巻三号(明治38.2.10.)永代僊溪「乱れ曲/(赤誠一片、木曾愛兄に贈る)」(長詩)
    056〈読売新聞〉明治38.2.28. 僊溪「小さき予言者」〔「募集 奇人百種」(五十九)〕
    057《百字文》又は《新文士》〔時期不明〕永代僊溪「自伝」
    058《百字文》又は《新文士》〔時期不明〕永代僊溪「我れの存在」
    059《百字文》又は《新文士》〔時期不明〕永代僊溪「秋の千草」
    060〈万朝報〉明治38.3.29. 永代蘇溪「落日」(新体詩)
    061《国詩》一巻二号(明治38.4.1.)永代蘇溪「夜座」〔詩〕
    062《新文芸》二巻五号(明治38.4.10.)永代蘇溪「狂?」〔小説〕
    063〈基督教世界〉一一三一号(明治38.5.4.)〜一一三三号(明治38.5.18.)「正覚歌」〔詩〕
    064〈万朝報〉明治38.5.22. 蘇溪「土産(いへづと)」〔「懸賞小説当選披露」〕
    065《健闘》一号(明治38.5.)露葉「澪片」
    066《健闘》一号(明治38.5.)〔筆名判読不能〕「説三つ」
    067《健闘》一号(明治38.5.)永代蘇溪「健闘の歌」〔詩〕
    068《新天地》二巻?五号(明治38.5.)永代蘇溪「片影」〔詩〕
    069《新天地》? 二巻?五号(明治38.5.) 蘇溪痩客「乙女心」〔詩〕
    070〈万朝報〉明治38.6.2. 永代蘇溪「行く春」(新体詩)
    071《新文士》?号(明治38.6.?)永代僊溪「〔1字判読不能〕嘯」
    072〈万朝報〉明治38.7.3. 永代蘇堂「舞楽賦」(新体詩)〔選外秀逸。作品の掲載は無し〕
    073《新文芸》二巻八号(明治38.7.10.)永代磨溪(蘇溪改)「批評家の態度」(評論)
    074〈基督教世界〉一一四三号(明治38.7.27.)〜一一四四号(8.3.)永代生「夏期学校側面記」(第一)(二)
    075〈読売新聞〉明治38.8.4. 志のぶ「乙女に代りて」〔「募集小品文 帰省」〕
    076《新天地》二巻八号(明治38.8.)永代磨溪「夕暮」
    077《むさしの》(古今文学会)五巻四号(明治38.9.1.)永代僊溪「東天紅」(新体詩)
    078〈教会月報〉六九号(明治38.9.10.)磨溪生「霊性修養会の記」
    079〈読売新聞〉明治38.10.4. ハイカラ式部〔「滑稽問答」への投稿。永代か不明〕
    080《国詩》一巻七号(明治38.10.10.)永代磨溪「詩壇漫言」〔未見。《火鞭》一巻二号(明治38.10.10.)広告による〕
    081《新天地》二巻九号(明治38.10.)しのぶ「わが友」
    082《新人》六巻一二号(明治38.12.10.)紫津夫「闇の光」
    083《新声》一四編一号(明治39(1906).1.1.)紫津夫「夜の声」〔詩〕
    084《新声》一四編一号(明治39.1.1.)紫津夫「こだま/((亡き芸術家の手帳より))」
    085《新声》一四編二号(明治39.2.1.)紫津夫「此の夜、彼の夜」
    086〈万朝報〉明治39.2.6.「熱祷」(新体詩)
    087 紫津夫「沈黙」〔明治39.3.18.執筆。未発表原稿。『『蒲団』をめぐる書簡集』に翻刻〕
    088《新声》一四編四号(明治39.4.1.)美知代「雪」〔永代と岡田美知代の合作〕
    089《新声》一四編五号(明治39.5.1.)紫津夫「胸を抱きて/若き詩人(うたびと)が恋女(ひと)に贈れる――」
    090《新潮》四巻五号(明治39.5.15.)紫津夫「絃のゆらぎ」
    091《新声》一四編六号(明治39.6.1.)〔「気焔欄」に永代紫津夫の投稿〕
    092《新潮》四巻六号(明治39.6.20.)モウパツサン作/紫津夫訳「女心」
    093《新声》一五編一号(明治39.7.1.)紫津夫「青葉の嘆き」
    094〈基督教世界〉一一九二号(明治39.7.5.)永代紫津夫「聖牧者」
    095《新潮》五巻一号(明治39.7.20.)紫津夫「勿忘草」(美文)
    096〈基督教世界〉一一九五号(明治39.7.26.)紫津夫「生無き胸」〔詩〕
    097《新声》一五編二号(明治39.8.1.)紫津夫「九十九里ヶ浜」
    098〈読売新聞〉明治39.8.23. 紫津夫「夢の小車」
    099《新声》一五編五号(明治39.11.1.)〜六号(12.1.)紫津夫「雲霧行」
    100《新潮》五巻五号(明治39.11.15.)紫津夫「旧派以下」(小品)
    101〈読売新聞〉明治39.12.23. 紫津夫「君泣き玉ふこと勿れ」
    102《〔不明〕》(明治39.)永田静美「夕の歌」
    103《〔不明〕》(明治39.)永田静美「宗教の極致」
    104《〔不明〕》(明治39.)永田静美「薬瓶」〔住所は牛込区早稲田町芦邊方〕
    105《〔不明〕》(明治39.)永田静美「泉水」
    106《〔不明〕》(明治39.)永田静美「故郷の妹」
    107《〔不明〕》(明治39.)永田静美「到処優遊に適すべし」
    108《〔不明〕》(明治39.)永田静美「隠してもダメ」
    109《〔不明〕》(明治39.)永田静美「薄命の友」
    110《〔不明〕》(明治39.)永田静美「夢」
    111《〔不明〕》(明治39.)永田静美「行軍」〔詩〕
    112《〔不明〕》(明治39.)永田静美「雲雀」〔詩(小唄)「第一等」〕
    113《〔不明〕》(明治39.)永田静美〔詩。題無し“闇黒(やみ)おどろかす彩(いろどり)の、…”。「第二等」〕
    114《〔不明〕》(明治39.)永代美知子「老いたる門弾」〔住所は牛込区早稲田南町五〇澁谷方〕
    115《新潮》六巻一号(明治40(1907).1.15.)紫津夫「僕は生きて居る」(随筆)
    116〈群馬新聞〉明治40.2.8. 紫津夫「霊火一団」
    117〈群馬新聞〉明治40.2.8. 紫津夫「農事試験場を観る」
    118〈群馬新聞〉明治40.2.13. 紫津夫「盲目理性」
    119〈群馬新聞〉明治40.2.15. 紫津夫「革命来」
    120〈群馬新聞〉明治40.2.17. 紫津夫「自然に帰れ」
    121〈群馬新聞〉明治40.2.23. 紫津夫「三つの要求」
    122〈群馬新聞〉明治40.2.23.〔無署名〕「若僧の婿入」〔永代か不明〕
    123〈群馬新聞〉明治40.2.29.〔無署名〕「雛市」
    124《新声》一六篇三号(明治40.3.1.)「熱の湯のお駒」
    125〈群馬新聞〉明治40.3.1. 紫津夫「明治小説界の変遷」
    126〈群馬新聞〉明治40.3.5.〜3.6.? 紫津夫「現今の日本小説」(其一)(其二)
    127〈群馬新聞〉明治40.3.5. 紫津夫「女工優待会を観る」
    128〈群馬新聞〉明治40.3.?〔無署名〕「疑心暗鬼」
    129〈群馬新聞〉明治40.3.13.〜3.16. モウパツサン作/紫津夫訳「幸福」(一)〜(四)
    130《新潮》六巻三号(明治40.3.15.)モウパッサン作/紫津夫訳「幸福」(翻訳)
    131〈群馬新聞〉明治40.3.? 紫津夫「大陸文学が日本小説に及ぼせし影響」(上)(下)
    132《山鳩》三八号(明治40.4.15.)永代紫津夫「獣の心/―西の京の友へ贈るとて―」(美文)
    133《人道》二六号(明治40.6.5.)SN生「上毛孤児院」
    134《新潮》六巻六号(明治40.6.28.)紫津夫「旧友」(小説)
    135《新潮》七巻二号(明治40.8.18.)紫津夫「離縁」(小説)
    136《新潮》七巻二号(明治40.8.18.)賤男「坂の照る日も」(新体詩)
    137《新声》一七編三号(明治40.9.1.)紫津夫「五人の心」
    138《実業之横浜》四巻一一号(明治40.10.15.)紫津夫「若い人」
    139-01《少女の友》一巻一号(明治41(1908).2.11.)須磨子「黄金(きん)の鍵」〔川端昇太郎(龍子)画。一巻六号まで昇太郎、七号以降 龍子(署名も “昇” から “RYUSHI” “龍子生” となる)〕
    139-02《少女の友》一巻二号(明治41.3.10.)須磨子「トランプ国の女王」
    139-03《少女の友》一巻三号(明治41.4.10.)須磨子「海の学校」
    140《山鳩》四八号(明治41.4.28.)〜五〇号(明治41.8.〔日付無し〕)「武蔵野横断記」(紀行文)一〜七
    141《八少女》一巻二号(明治41.4.29.)〔桃崖報「▼雨滴会(大阪)」に永代の和歌2首。1首は《上方》二六号(昭和8.2.1.)花岡桃崖「大阪短歌界の揺籃時代」にも再録〕
    139-04《少女の友》一巻四号(明治41.5.1.)須磨子「森の魔」
    142《新潮》八巻五号(明治41.5.15)「解放」
    143《少女の友》一巻五号(明治41.6.1.)「探険実話 紅鶴(あかづる)の群」
    139-05《少女の友》一巻五号(明治41.6.1.)須磨子「底無沼」
    139-06《少女の友》」一巻六号(明治41.7.1.)須磨子「幸福(しあはせ)の杖」
    144〈読売新聞〉明治41.7.26. S N生「現代仏国文学の大勢」(時代評論)〔永代か不明〕
    145《少女の友》一巻七号(明治41.8.1.)「四本の角ある羊」〔目次「三本の角ある羊」〕
    139-07《少女の友》一巻七号(明治41.8.1.)須磨子「アリス物語 嫉妬(ねたみ)の神」
    139-08《少女の友》一巻八号(明治41.9.1.)須磨子「アリス物語 真珠の宮殿」
    139-09《少女の友》一巻九号(明治41.10.1.)須磨子「アリス物語 大悪龍王」
    139-10《少女の友》一巻一〇号(明治41.11.1.)須磨子「アリス物語 貞操(みさを)の宝」
    146〈読売新聞〉明治41.11.8. 、11.22. S N生「ゴルキーの近業」〔永代か不明〕
    139-11《少女の友》一巻一一号(明治41.12.1.)須磨子「アリス物語 恐ろしき旅」
    139-12《少女の友》二巻一号(明治42(1909).1.1.)須磨子「アリス物語 宝の島のお正月」
    139-13《少女の友》二巻二号(明治42.2.1.)須磨子「アリス物語 海の遊び」
    147《文庫》三八巻六号(明治42.2.1.)、三九巻一号(3.1.)永代静雄訳「ブーカー・ワシントン自叙伝」
    139-14《少女の友》二巻四号(明治42.3.1.)須磨子「アリス物語 最後の勝利」
    148《文章世界》四巻七号(明治42.5.15.)「近火の後」(小品)
    149〈中央新聞〉明治42.6.13.〜8.11.(〜〔評〕8.13.)〔無署名〕「老嬢の告白」〔美知代の作か〕
    150《文章世界》四巻八号(明治42.6.15.)ロオベル・アルノー/永代静雄訳「モウパツサンを論ず」
    151《少女の友》二巻八号(明治42.7.1.)〜三巻九号(明治43.8.1.)須磨子〔二巻〕→永代新川〔三巻〕「黒姫物語」
    152-1〈中央新聞〉明治42.7.28.〔無署名〕「田山花袋氏の「妻」を読む(上)」
    152-2〈中央新聞〉明治42.7.30. S、N生「田山花袋氏の「妻」を読む(下)」
    153《秀才文壇》九巻一八号(明治42.8.20.)「崖下の家」
    154〈中央新聞〉明治42.8.25. な、し、生「非凡から平凡に移る一刹那」
    155〈中央新聞〉明治42.8.31. S、N、生「ヱヅアールロツド」
    156《早稲田文学》〔二期〕四六号(明治42.9.1.)「小品三篇」〔「地上の盲魚」「ヴア井オリニスト」「子供デー」〕
    157〈中央新聞〉明治42.9.2. 「純粋ロマンチストの将来」〔小川未明論〕
    158《文章世界》四巻一二号(明治42.9.15.)「車上三里」(小品)
    159〈中央新聞〉明治42.9.26. すま子「聞き上手」〔家庭欄「日曜童話」〕
    160〈中央新聞〉明治42.10.10. 須磨子「秋子さんのお誕生日」〔家庭欄「日曜童話」〕
    161〈中央新聞〉明治42.10.17. 須磨子「秋風の歌」〔家庭欄「日曜童話」〕
    162-1〈中央新聞〉明治42.11.18.〔無署名〕「「新夫人の打明話」を読で女性の素質を思ふ」
    162-2〈中央新聞〉明治42.11.19. 静雄「「新夫人の打明話」を読で女性の素質を思ふ(承前)」
    163《女子文壇》五年一六号(明治42.12.1.)「私の若い心」
    164《創作》一巻一号(明治43(1910).3.1.)「断崖の獣」
    165《創作》一巻二号(明治43.4.1.)「霊魂秘史」
    166《創作》一巻二号(明治43.4.1.)「偉大なる反謀者」〔ボードレール論〕
    167〈富山日報〉明治43.6.6. 「入社の辞」
    168-1〈富山日報〉明治43.6.26. 静雄生「米国近代女流文学者の出世作(一)」
    168-2〈富山日報〉明治43.6.27.〜6.30. 静雄生「米国近代女流作家の出世作」(二)〜(五)
    169-1〈富山日報〉明治43.7.12. 静雄生「人格としてのレオ・トルストイ(一)」
    169-2〈富山日報〉明治43.7.13.〜7.26. 静雄生「全人としてのレオ・トルストイ」(二)〜(七)
    170〈富山日報〉明治43.8.1. 静雄生「トルストイ現在の心象」
    171-1〈富山日報〉明治43.8.4. シヅオ「牧水君と『創作』」(八月の文 その一)
    171-2〈富山日報〉明治43.8.5. シヅオ「『創作』の内容如何」(八月の文 その二)
    171-3〈富山日報〉明治43.8.6. シヅオ「個人研究の傾向」(八月の文 その三)
    171-4〈富山日報〉明治43.8.12. シヅオ「鴎外夫妻の態度」(八月の文芸 その五)〔四の誤り〕
    171-5〈富山日報〉明治43.8.13. シヅオ「独りよがりの戯曲(上)」(八月の文芸 その五)
    171-6〈富山日報〉明治43.8.14. シヅオ「独りよがりの戯曲(下)」(八月の文芸 その六)
    171-7〈富山日報〉明治43.8.20. 〔無署名〕「雑誌経営難時代」(八月の文芸 その七)
    172《創作》一巻九号(明治43.11.1.)「すゝりなき」
    173〈富山日報〉明治43.11.8.〜11.11. エヌ生「新作 除籍」
    174〈富山日報〉明治43.11.19. 永代生「杜伯の死と時代の復活」
    175-1《創作》二巻一号(明治44(1911).1.1.)「英国象徴派の権威者/ウヰリアム、ブレヱク(一)」〔目次「英国象徴派の権威者(評伝)」〕
    176《少女の友》四巻一号(明治44.1.1.)〜三号(3.1.)「少女読劇 幸福の秘密」
    177〈富山日報〉明治44.1.16.〜2.17. 静雄生「心霊研究と死後の世界」
    175-2《創作》二巻二号(明治44.2.1.)「英国象徴派の権威者/ウヰリアム・ブレエク(承前)」〔目次「英国象徴派の権威者/ウヰリアム・ブレーク/(評伝)」〕
    175-3《創作》二巻三号(明治44.3.1.)「英国象徴派の権威者/ウヰリアム・ブレーク」
    178《少女の友》四巻五号(明治44.4.1.)〜七号(6.1.)「新たからさがし」〔目次「新宝さがし」(四巻六号(5.1.)目次のみ「家運輓回 新宝さがし」)〕
    179《少女の友》五巻一三号(大正1(1912).11.1.)〜一四号(12.1.)「少女小説 バクテリア」
    180《少女の友》六巻三号(大正2(1913).3.1.)〜一四号(12.1.)「愛国小説 満朝の花」
    181《家庭パック》二巻三号(大正2.3.1.)マークツエーン作/永代静雄訳「恋の女神(ヴ井ナス)像」
    182《家庭パック》二巻四号(大正2.4.1.)S・N生「偶話(トルストイ)」
    183《婦人評論》二巻七号(大正2.4.1.)〜九号(5.1.)〔月2回刊〕永代静雄訳「小説 『珠数の曲』 ((ザ・ローザリー))」上・中・下
    184《中央公論》二九年九号(大正3(1914).8.1.)「ニユースは作るべきもの」〔安成二郎「東京十二新聞の社会部長」中の記事〕
    185《女学世界》一四巻一四号(大正3.11.10.)「史伝 如世賓皇后の一生」
    186《少女世界》一〇巻三号(大正4(1915).3.1.)しづを「庭」
    187《少女世界》一〇巻四号(大正4.4.1.)しづを「野路(のぢ)行けば」
    188《少女世界》一〇巻七号(大正4.7.1.)しづを生「星の世界には」
    189《少女世界》一〇巻八号(大正4.8.1.)しづを「待ちぼうけ」〔目次「滑稽小説 待ちぼうけ」〕
    190《人道》一二四号(大正4.8.15.)永代生「織場らしき学校」
    191《少女世界》一一巻三号(大正5(1916).3.1.)しづを「春のおとづれ」
    192《少女世界》一一巻六号(大正5.6.1.)しづを「その子の失敗」
    193-1《幼年の友》九巻一号(大正6(1917).1.1.)〜四号(3.1.)〔無署名〕「フシギナ クニ」〔139「アリス物語」の永代か川端龍子によるリライト〕
    194《日本少年》一二巻一号(大正6.1.1.)〜七号(6.1.)「飛行式潜航艇 怪頭号」
    195《ニコニコ》七二号(大正6.1.1.)「恋を賭て命を救ふ」
    196《女の世界》三巻一号(大正6.1.1.)「幸運三十五美人」
    197《女の世界》三巻二号(大正6.2.1.)「女王 今は雑仕婦」
    198《国民評論》三号?(大正6.2.15.) 永代「社会評論」〔未見。〈東京朝日〉大正6.2.16.広告〕
    193-2《幼年の友》九巻五号(大正6.4.1.)〔無署名〕「フシギナ杖」
    193-3《幼年の友》九巻六号(大正6.5.1.)〔無署名〕「フシギ ナ ネズミ」
    193-4《幼年の友》九巻七号(大正6.6.1.)〔無署名〕「ナガイユメ」
    199《日本少年》一二巻八号(大正6.7.1.)〜一四号(12.1.)「怪奇小説 少年博士」
    200《日本少年》一二巻一一号(大正6.9.5.)「冒険小説 紐育の怪事件」
    201《日本少年》一三巻一号(大正7(1918).1.1.)〜七号(6.1.)「探偵小説 透視液」
    202《中外》二巻三号(大正7.3.1.)「比較的上出来」
    203《日本少年》一三巻八号(大正7.7.1.)〜一四号(12.1.)「探偵小説 小公爵」
    204《中外》二巻一一号(大正7.10.1.)「叫べ人形の踊るまで」〔「『中外』を中心としたる諸家の雑誌観」〕
    205《中外》三巻一号(大正8(1919).1.1.)「完成されたる時の無線電話」〔「最も人生を益した発明は?」という質問に対する回答〕
    206《日本少年》一四巻一号(大正8.1.1.)〜七号(6.1.)「探偵小説 地下宮殿」
    207《新聞研究》一巻一号(大正8.5.5.)「新聞紙法改正の根本精神」
    208《日本少年》一四巻八号(大正8.7.1.)〜一三号(11.1.)「神秘奇譚 宝珠の悩み」
    209《主婦之友》五巻七号(大正10(1921).7.1.)「家庭に於ける子供の性ヘ育問題」〔アンケート回答者の1人。208〜210の肩書きは“『新聞及新聞記者』主幹”〕
    210《主婦之友》六巻一号(大正11(1922).1.1.)「旅情・音楽・自然科学」〔アンケート「私の趣味」回答者の1人〕
    211《主婦之友》七巻四号(大正12(1923).4.1.)「私の長男の妻には」〔アンケート「私の望む理想の結婚」回答者の1人〕
    212《改造》六巻五号(大正13(1924).5.1.)「今の新聞経営者の悩み」
    213《新聞及新聞記者》七巻一号(大正15(1926).1.1.)「合評 東京大阪各社の主要人物」〔座談会出席者の1人〕
    214〈同志社新聞〉No.14(昭和2(1927).11.15.)「自由時代―明治三十七八年頃の思ひ出―」
    215《実業之日本》三二巻一号(昭和4(1929).1.1.)「御大礼と新聞の争覇戦」
    216《実業之世界》二六巻七号(昭和4.7.1.)「雪嶺翁を繞る座談会 (第五回)/奇談珍談興趣溢るゝ/幽霊とお化の正体」〔目次「三宅雪嶺先生を繞る座談会 (第五回)/奇談珍談 幽霊とお化の正体」〕
    217《経済往来》四巻一〇号(昭和4.10.1.)「直江津へボート漕ぎに」
    218《普鳩》六年三号(昭和15(1940).3.15.)「本誌創刊満五年に際して将来の鳩界に希望する処」
    219《普鳩》六年三号(昭和15.3.15.)ながよ生「本部通信」
    220《普鳩》六年五号(昭和15.5.20.)永代生「薫風録」
    221《普鳩》六年六号(昭和15.6.20.)永代生「鳩事匆々録」
    222《普鳩》六年八号(昭和15.8.15.)二水生「編輯後記」
    223《普鳩》六年九号(昭和15.9.20.)二水生「編輯後記」
    224《普鳩》六年一〇号(昭和15.10.15.)「名鳩/普鳩65(協十32315)愛称“晴/作出者の言葉―この感謝を高畠氏に捧ぐ―」
    225《普鳩》六年一〇号(昭和15.10.15.)二水生「神無都記(かみなづき)」
    226《普鳩》六年一一号(昭和15.11.20.)「名鳩薦彰会薦彰/名鳩第弐号/協十11746/飼育者の歓び ―この感謝を遠藤氏に捧ぐ―」
    227《普鳩》六年一一号(昭和15.11.20.)永代生「壮行高畠氏」
    228《普鳩》六年一二号(昭和15.12.20.)「普鳩評論 協会新常務理事に餞す」
    229《普鳩》七年一号(昭和16(1941).1.20.)永代本部会長「世紀の前を翔る者/今ぞ百年の計を立てる好機」
    230《普鳩》七年一号(昭和16.1.20.)二水生「編輯だより」
    231《普鳩》七年二号(昭和16.2.15.)「大国防鳩隊の建設/軍用鳩五十万羽を常備せよ」
    232《普鳩》七年二号(昭和16.2.15.)二水生「護(まもり)はよいか」
    233《普鳩》七年三号(昭和16.3.15.)「大国防鳩隊の建設/〔承前〕訓練及競翔法の全面的革新」
    234《普鳩》七年四号(昭和16.4.20.)記者(永代)「普鳩評論 分科的であると共に綜合的に」
    235《普鳩》七年六号(昭和16.6.20.)「千K競翔の教訓」
    236《普鳩》七年八号(昭和16.8.30.)二水生「編輯後記」
    237《普鳩》七年一二号(昭和16.12.1.)「陸は往復継翔海は洋上訓練/全沿岸を鳩舎で固めよ/普鳩専門委員会“戦時鳩術座談会”」〔出席者の1人〕
    238《普鳩》七年一二号(昭和16.12.1.)二水生「歳尾言」
    239《普鳩》八年一冊(昭和17(1942).1.1.)「鳩も大東亜の規模で/全東亜の鳩人に檄す」
    240《普鳩》八年一冊(昭和17.1.1.)永代本部会長「普鳩研究賞贈呈/贈賞に際して」
    241《普鳩》八年一冊(昭和17.1.1.)ながよ生「送行喜多山顧問」
    242《普鳩》八年一冊(昭和17.1.1.)二水生「一緒に征かう」
    243《普鳩》八年二冊(昭和17.2.1.)「同志よ産み出せ総連盟」
    244《普鳩》八年二冊(昭和17.2.1.)永代生「大東亜伝書鳩総連盟の将来性」
    245《普鳩》八年二冊(昭和17.2.1.)二水生「編輯だより」
    246《普鳩》八年三冊(昭和17.3.1.)「至遠競翔と中距離検定」
    247《普鳩》八年三冊(昭和17.3.1.)永代生「南は近し」
    248《普鳩》八年三冊(昭和17.3.1.)二水生「編輯だより」
    249《普鳩》八年四冊(昭和17.4.1.)「本当の国防鳩隊を作れ」
    250《普鳩》八年四冊(昭和17.4.1.)二水生「鳩泥棒は死刑」
    251《普鳩》八年四冊(昭和17.4.1.)永代生「多望の春」
    252《普鳩》八年五冊(昭和17.5.1.)「検定競翔と往復鳩錬成」
    253《普鳩》八年五冊(昭和17.5.1.)二水生「涯までも」
    254《普鳩》八年六冊(昭和17.6.1.)「満・蒙・華の鳩人に言ふ」
    255《普鳩》八年七冊(昭和17.7.1.)「総連盟の船出を前に」
    256《普鳩》八年九冊(昭和17.9.1.)「立志職業鳩術員たれ」
    257《普鳩》八年一二冊(昭和17.12.1.)「青年鳩飼家に檄す」
    258《普鳩》八年一二冊(昭和17.12.1.)二水生「鳩笛/歳の終に」
    259《普鳩》九年一冊(昭和18(1943).1.1.)「シオン鳩愛好会に餞す」
    260《普鳩》九年一冊(昭和18.1.1.)二水生「賀正」
    261《普鳩》九年三冊(昭和18.3.1.)「ほめことば」
    262《普鳩》九年四冊(昭和18.4.1.)「戦局と鳩鼎談会/海洋鳩の研究」〔出席者の1人〕
    263《普鳩》九年四冊(昭和18.4.1.)二水生「鳩笛」
    264《普鳩》九年六冊(昭和18.6.1.)「土鳩征伐と飼料自作」
    265《普鳩》九年六冊(昭和18.6.1.)「大東亜の――蒼穹へ/稲門鳩倶楽部会誌「鳩友」創刊号祝辞」
    266《普鳩》九年七冊(昭和18.7.21.)「鳩も百まで」〔目次「普鳩も百まで」〕
    267《普鳩》九年八冊(昭和18.9.1.)「喜多山先生 侍史」
    268《普鳩》九年八冊(昭和18.9.1.)「鳩の生態観察と実験」
    269《普鳩》九年八冊(昭和18.9.1.)「三羽一組で抱卵育雛」
    270《普鳩》九年八冊(昭和18.9.1.)「将来の鳩を語る/(附)現鳩界の任務と中陸初期の想出」〔座談会〕
    271《普鳩》九年九冊(昭和18.10.1.)「鳩飼・鳩激減への対策如何」
    272《普鳩》九年九冊(昭和18.10.1.)「小林氏兄弟協力の結実/成光系は立派な基礎鳩」
    273《普鳩》九年九冊(昭和18.10.1.)二水生「新秋鳩信」

    作品の閲覧・収集にあたり以下の機関および個人のご協力を得た。
    田山花袋記念文学館、同志社社史資料センター、みき歴史資料館
    国立国会図書館、大阪府立中央図書館国際児童文学館、日本近代文学館、三康図書館、同志社大学図書館、関西大学図書館、大阪府立中央図書館、大阪市立中央図書館、岐阜県図書館、秋田県立図書館、新潟県立図書館、佐賀県立図書館、福岡県立図書館
    有元伸子、上笙一郎、田中英夫

二、永代静雄の筆名について

1、永代僊溪、蘇溪、磨溪  〔略〕

2、須磨子、湘南生、二水生  〔略〕

  参考文献

    瀬田貞二『児童文学論(下) ―瀬田貞二 子どもの本評論集―』福音館書店、平成21(2009)年
    〈少女座〉5『アリスの本』少女座編集室、昭和62(1987)年9月
    楠本君恵『翻訳の国の「アリス」 ―ルイス・キャロル翻訳史・翻訳論―』未知谷、平成13(2001)年
    千森幹子『表象のアリス テキストと図像に見る日本とイギリス』法政大学出版局、平成27(2015)年
    小林一郎『田山花袋研究 ―博文館時代(一)―』桜楓社、昭和53(1978)年
    館林市教育委員会文化振興課 編『『蒲団』をめぐる書簡集』〈田山花袋記念館研究叢書〉第2巻、館林市、平成5(1993)年〔小林一郎 解題〕
    川内淳史「[史料紹介]明治期・美嚢郡北谷村で発行された雑誌『千代の誉』について」(《市史研究みき》二号、三木市教育委員会教育企画部 文化スポーツ振興課市史編さんグループ、平成29(2017)年3月)
    横田順彌『古書ワンダーランド @』平凡社、平成16(2004)年

   〔2018年 1月 1日。最終更新 2021年 1月 1日〕

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